そのうちに誰かが文芸部にイノベーションを起こしてくれるような気がしないでもない。
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俳句甲子園。
それは高校生の団体同士で俳句について議論する、歴史ある大会である。例年通り、今年この札幌西高等学校はそこに出場する事が決定していた。そして「来年以降のためにも一年生の何人かは出場してほしい」という言葉や、自分の直感に従い、僕はこの大会に出場することにした。
恥ずかしながら僕は、文芸部に入るまでそういう大会があるという事を知らなかった。
甲子園に向けて俳句を作り始める前までに僕が俳句を作った経験は、ほぼ0だ。中学校の国語の授業の一環で作らされた作ったくらい。何が季語なのか、そもそも何故季語を入れるべきなのかもよく分からない初心者だった(その結果、「夏近し」「蟻」という季重なりを起こしてしまう)。
しかし作ってみると、ああなんと楽しいことか。句の出来はさておき、言葉を一文字の無駄もなく並ばせ揃わせるという作業は、新鮮で、絡まったイヤホンが解ける瞬間に立ち会うような感覚だった。
しかし今回は「楽しいね、よかったね」で終わってはならない。「俳句甲子園に出せるほど十分な出来栄えの俳句を作る」事を目指さねばならない。
そんなわけで僕は、どうすれば良い句を作れるかを考えたために......学校の課題へ手をつけられなかった。正確に言うならば、ワークシートを進めている途中で突然脳の中の詩人(自称)が、「ねえねえ、こんな情景が面白くない?」と語りかけてくるのだ。
もし僕が「うるさい、黙れ、課題を進めさせろ!そもそも何だ『詩人(自称)』って!そもそも詩人はみんな自称だろ!」と言って突き放せるような人間だったら良かった。無理せず課題を終わらせる事ができた。
しかし現実の僕はそうはせず、「へー、そう?じゃあちょっと考えてみよっかな」などと言ってシャーペンを置いた。
そうして僕は、課題を差し置いてまで作るべきでない程度の出来栄えの俳句を作りましたとさ。
このブログを書いている今は、何の句を提出するかの昼休み会議が終わり、残り少ない時間に弁当をがつがつと食べている。その咀嚼の合間を縫って机に置いたスマホのキーボードを打ちこの文章の続きを綴る。そして口の中の食べ物をあらかた飲み込み終わったら、キーボードから離した手で箸を持ち直し、具材を掴む。なんだよこれ。納期直前のプログラマーかよ。
なんとか間に合わせる事ができてよかった、と思う。一応句自体は何日か前(執筆当時)には揃っていたのだが、もう少し時間があればより良い別路線の句を作ることができたと考えると、あぁもっと俳句に時間を費やしたかったなと思う。
もうすでに課題をやる時間を削ってるのにこれ以上何を削れって言うんだよ!
一瞬そう叫んだが、僕にはひとつ明らかな「無駄時間」に心当たりがあった。それは、スマブラをする時間だ。
スマブラと言っても、僕が無駄だと思っているのはCPUと戦ってCPUをボコす時間だ。あれは何も生まない。ストレス解消したいならポケモンユナイトでもやっとけ(特大ギャグ)。
そのくせそれを始めたら1時間2時間と時計の針が進みやがる。この時間を無くしたら、どんぶり勘定だが1週間に5時間くらいは時間を作れるのではないだろうか。
......なぜ削らない?
内心思っていた事ではあるが、改めて言葉にするとアホくさすぎる。なんだよこれ。昼休みに弁当食いながらブログを書くとかいう時間の切り詰め方はするのに、変なところで時間を浪費している。その頭の悪さを直せ。
というわけで僕はこの場で誓います。もう(少なくとも高校生のうちは)スマブラでCPU戦はしません。
さあ、完璧なタイムマネジメントへ一歩近づいた囲回曰くん。一体彼はこの生み出した時間で何をするのでしょう。勉強、部活...。様々な可能性が広がりますね。......え?また別のゲームをやるの?

