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札幌西高校文芸部活動日誌

西高文芸部員が気のみ気のまま付ける活動記録。個性溢れる文章で日々の活動を記録していければいいのだが、果たしていつまで続くのやら……

   

ディベート

今日の活動のメインは、俳句甲子園に向けたディベート練習。隣でマンガイラスト部もまんが甲子園に向けて準備をしておりました。

 さて、ディベートとはなんでしょうか。日本語にすると、討論、論争、議論、などの語になります。その中でも、特に一つの物事に対して二陣営に分かれ、かつ双方の対立を前提として(よく「二項対立」とも呼ばれます)議論、討論をすることがディベートと呼ばれます。
 ここからは完全に自分の考えですが、ディベートというものはしばし苦しい討論です。相手の言うことにどれだけ説得力があったとしても、言い方は悪いですがその重箱の隅をつつくようなものになりかねません。実は相手に賛同していたとしても、その悪いところを見つけ指摘する必要があります。これは非常に苦しい。
 しかし逆に言えば、どんな細かな欠点でもそれを突き修正していくことで、できる限りそれを修正していくことに、このディベートの意義があるのではないでしょうか。完全な球は存在しないように、欠点のない完璧なものもまた存在しません。それでもできるだけ磨いていくことで、完全ではないにせよ、それは限りなく球に近いものとなります。それこそがディベートの主目的でありましょう。
 しかし実際のところ、それを忘れる人は多いのではないかとも思います。重箱の隅をつついたり、その為に口論の技術を磨いたりすることはディベートの目的ではありません。それは議論の上での手段でしかない。あくまでも意見などをより良くしていくが目的です。ディベートで一番重要なことは、相手の意見やその意図など(要するに本質ですね)を正しく汲み取った上で、その長所短所を見つけることだと思います。それに、当然ですが自らの意見などを強く持つこと、それ以上にその裏打ちとして自ら持っている意見をしっかり理解することも非常に重要です。それを分かっていないのにディベートに望むことになれば、短所(とされた部分)を指摘され、意図があってそうしたのか、改善策はあるのか、あるいはこうしたほうがいいがどう考えるか、などという質問に対して何も答えられる筈がない。そもそもその程度の理解力では相手の意見を瞬時に理解するなんて無理。そんな状態で本番のディベートに出るべきではないでしょう。何も得られずに帰る羽目になります。
 ですから、そうならないためにも、いかに物事の本質を捉えるか、という訓練が必要なのではないでしょうか。これはディベートに限らず重要な能力です。逆に言えば、ディベートに必要な力というのは、特別なものではなく、当たり前に大切な力なのです。

 さて。そうは言うものの、これすっごく難しい能力だよなぁ。そんな誤解してなければ、と思うことも多い。ですが絶対に重要なものですから、少しずつでも、鍛えていきたいものです。

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