札幌西高校文芸部活動日誌
西高文芸部員が気のみ気のまま付ける活動記録。個性溢れる文章で日々の活動を記録していければいいのだが、果たしていつまで続くのやら……
ノスタルジック紀行
とりあえず、最初に恐らく多くの人に関係のない話を。
>>ろいさんへ
iPhoneから投稿する場合は記事を書く部分をHTMLエディタモードに変えると書ける、……そうです。
しっかり30秒ぐらい調査した結果です。(「忍者ブログ iPhone」ググる→これ回答だ……!!)
コメントに書けばいい? ……いや面倒なので遠慮します。記事書くついでに思い出しただけなので。
今回は「文芸」にあまり関係のない話です。
※この記事には注釈の無いシーンや自己満足な表現が含まれています。
よし、最初に言っとけば後は自由に書ける。
この間、昔のノートパソコンを久しぶりに起動しました。
本体は今から10年ちょっと前の東芝のDynabookです。OSはWin98。古いと感じるかは個人によりますが、僕的にはまだ古いイメージではないです。机の傍に放置されっぱなしだからかもしれません。
電源ボタンを押す。あれ? つかないぞ。もう一度。……っ? あれ?
うん、深押ししてなかっただけだったというオチは見えたでしょう。
無事起動。最近のものとは少し違うハードディスクのシーク音。
なんていうんだろうね、カリカリ音が強いっていうか、(以下略)
Windows98のロゴが表示される。背景の雲がうっすらかかった空の絵がお気に入り。
一度暗転。
青い画面。ブルースクリーンかと一瞬焦り、ただのデスクトップだということに気が付く。
「パスワードを入力して下さい」
シャラァァァァップ! ああ、微妙に使う場面が違う! いやもうこの際どうでもいい!
パスワード!? ふざけるなっ!! 過去の自分からの挑戦状か!!
見える……! パスワードを入力するウィンドウの向こうに、パスワードを忘れた自分をあざ笑う自分が……!
とりあえず、よくネット上で使っているパスワードを入力することに。
11文字のパスワード。
「*****」
あっ、エンター押しちゃった。
ファー↓ファー↑(パスワードが通ったあとのSE)
まじか!!! 入力しかけのパスワードで通っちゃったよ!
後で調べて分かったことですが、何を入力しても通るみたいです。
まあいい。まあいい。とりあえず起動完了したのだから。
目的は昔のデータのバックアップ。こちとら準備万端よ。
USBメモリ(4GB)を差し込む。この頃のHDDのバックアップは今のUSBメモリ一本で足りてしまう。
「ドライバが見つかりません」
ふふふ、どうやら君は僕を怒らせたいようだね。だがその策略に引っ掛かる程私も間抜けではない。
無ければ公式のサポートページから落とすまでの話。
Win98であるが故にセキュリティに並々ならぬ不安を覚えはするが、そんなことは些末な問題。
いけえ! かつて重用した、Internet Explorer 6!!!!
「ページを表示できません。検索中のページは現在、利用できません。Webサイトに技術的な問題が(以下略)」
うわあこの画面懐かしい!!(半泣)
LANケーブルが差さってないんですもの。繋がる訳ないじゃないですか。
最近のノートPCは無線LANを使ってネットに接続しているので、ノートで有線という考えに至らなかったです。時は、人を、かくも変えるものなのか……。
よっこらしょといわんばかりに重い腰を上げてLANケーブルを引っ張ってきて、本体の差し込み口に差し込…………あれ? あれれ? 差せないぞ?
電話線の差し込み口だった。
……LANケーブルの差し込み口が見当たらない……時代だ…………時代を、感じるぞ……!!
結局LANカードをPCカードスロットに差し込んで、接続することに。
それからすぐに使っているUSBメモリのドライバを落として、使った。あっさりできた。
なんかこう、こんなにあっさりできちゃうと拍子抜けしちゃうなあ。←実は何かを期待していた
マイドキュメントを開いて、昔保存した壁紙なり写真なりをUSBメモリに移していく途中、ふと一枚のビットマップ画像で手が止まった。
「迷路」と名付けられたそれは、昔僕がペイントで作った画像であった。
そのタイトルを見て、今までのせわしなさから、急に解放されたような気がした。
開いてみる。
突然、懐かしい光景が広がった。
白と黒の二色のみ、白が道で、黒が壁。一ドット単位で描かれたそれは、一ドットずつに昔の自分の思いが入っていた。左上がスタート、右下がゴール。湧水のように、どんどん思い出す。
自然に目で道をなぞる。行き止まり。戻る。また行き止まり。
自分の心理が読まれているように、行く先々が、行き止まり。
「勝った」と、画面の向こう、ファイルの最終更新日時の自分が言った気がした。
面白い。
昔の自分が、すぐそこに、いる。
次の画像、「迷路2」を開いた。「迷路3」を開いた。
作っていた頃の自分の気持ちは、今も変わっていない。
「自分」を確かめるかのように、迷路を遊んだ。
バックアップを終えた頃には、開始から数時間が経過していた。
ハードディスクは、気がつかないうちに、僕を記録していた。
身近な物に、ノスタルジックは潜んでいた。
シャットダウンして、パソコンをもとの場所に戻したあとに、またいつか、ずっと未来に開いてみようと思った。この意思も忘れて、パソコンの存在もすっかり忘れてしまった頃に。
それまでは、もう起動させないでおこう。
いや、それまでは、起動したくない。
なぜなら。
「あー……頭痛てえ……」
気のせいか、昔のノートPCは、目にかかる負担が大きいのです。
>>ろいさんへ
iPhoneから投稿する場合は記事を書く部分をHTMLエディタモードに変えると書ける、……そうです。
しっかり30秒ぐらい調査した結果です。(「忍者ブログ iPhone」ググる→これ回答だ……!!)
コメントに書けばいい? ……いや面倒なので遠慮します。記事書くついでに思い出しただけなので。
今回は「文芸」にあまり関係のない話です。
※この記事には注釈の無いシーンや自己満足な表現が含まれています。
よし、最初に言っとけば後は自由に書ける。
この間、昔のノートパソコンを久しぶりに起動しました。
本体は今から10年ちょっと前の東芝のDynabookです。OSはWin98。古いと感じるかは個人によりますが、僕的にはまだ古いイメージではないです。机の傍に放置されっぱなしだからかもしれません。
電源ボタンを押す。あれ? つかないぞ。もう一度。……っ? あれ?
うん、深押ししてなかっただけだったというオチは見えたでしょう。
無事起動。最近のものとは少し違うハードディスクのシーク音。
なんていうんだろうね、カリカリ音が強いっていうか、(以下略)
Windows98のロゴが表示される。背景の雲がうっすらかかった空の絵がお気に入り。
一度暗転。
青い画面。ブルースクリーンかと一瞬焦り、ただのデスクトップだということに気が付く。
「パスワードを入力して下さい」
シャラァァァァップ! ああ、微妙に使う場面が違う! いやもうこの際どうでもいい!
パスワード!? ふざけるなっ!! 過去の自分からの挑戦状か!!
見える……! パスワードを入力するウィンドウの向こうに、パスワードを忘れた自分をあざ笑う自分が……!
とりあえず、よくネット上で使っているパスワードを入力することに。
11文字のパスワード。
「*****」
あっ、エンター押しちゃった。
ファー↓ファー↑(パスワードが通ったあとのSE)
まじか!!! 入力しかけのパスワードで通っちゃったよ!
後で調べて分かったことですが、何を入力しても通るみたいです。
まあいい。まあいい。とりあえず起動完了したのだから。
目的は昔のデータのバックアップ。こちとら準備万端よ。
USBメモリ(4GB)を差し込む。この頃のHDDのバックアップは今のUSBメモリ一本で足りてしまう。
「ドライバが見つかりません」
ふふふ、どうやら君は僕を怒らせたいようだね。だがその策略に引っ掛かる程私も間抜けではない。
無ければ公式のサポートページから落とすまでの話。
Win98であるが故にセキュリティに並々ならぬ不安を覚えはするが、そんなことは些末な問題。
いけえ! かつて重用した、Internet Explorer 6!!!!
「ページを表示できません。検索中のページは現在、利用できません。Webサイトに技術的な問題が(以下略)」
うわあこの画面懐かしい!!(半泣)
LANケーブルが差さってないんですもの。繋がる訳ないじゃないですか。
最近のノートPCは無線LANを使ってネットに接続しているので、ノートで有線という考えに至らなかったです。時は、人を、かくも変えるものなのか……。
よっこらしょといわんばかりに重い腰を上げてLANケーブルを引っ張ってきて、本体の差し込み口に差し込…………あれ? あれれ? 差せないぞ?
電話線の差し込み口だった。
……LANケーブルの差し込み口が見当たらない……時代だ…………時代を、感じるぞ……!!
結局LANカードをPCカードスロットに差し込んで、接続することに。
それからすぐに使っているUSBメモリのドライバを落として、使った。あっさりできた。
なんかこう、こんなにあっさりできちゃうと拍子抜けしちゃうなあ。←実は何かを期待していた
マイドキュメントを開いて、昔保存した壁紙なり写真なりをUSBメモリに移していく途中、ふと一枚のビットマップ画像で手が止まった。
「迷路」と名付けられたそれは、昔僕がペイントで作った画像であった。
そのタイトルを見て、今までのせわしなさから、急に解放されたような気がした。
開いてみる。
突然、懐かしい光景が広がった。
白と黒の二色のみ、白が道で、黒が壁。一ドット単位で描かれたそれは、一ドットずつに昔の自分の思いが入っていた。左上がスタート、右下がゴール。湧水のように、どんどん思い出す。
自然に目で道をなぞる。行き止まり。戻る。また行き止まり。
自分の心理が読まれているように、行く先々が、行き止まり。
「勝った」と、画面の向こう、ファイルの最終更新日時の自分が言った気がした。
面白い。
昔の自分が、すぐそこに、いる。
次の画像、「迷路2」を開いた。「迷路3」を開いた。
作っていた頃の自分の気持ちは、今も変わっていない。
「自分」を確かめるかのように、迷路を遊んだ。
バックアップを終えた頃には、開始から数時間が経過していた。
ハードディスクは、気がつかないうちに、僕を記録していた。
身近な物に、ノスタルジックは潜んでいた。
シャットダウンして、パソコンをもとの場所に戻したあとに、またいつか、ずっと未来に開いてみようと思った。この意思も忘れて、パソコンの存在もすっかり忘れてしまった頃に。
それまでは、もう起動させないでおこう。
いや、それまでは、起動したくない。
なぜなら。
「あー……頭痛てえ……」
気のせいか、昔のノートPCは、目にかかる負担が大きいのです。
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